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コルマール②【クリスマスオーナメントと電車トラブル】

こんにちは、はるです。ストラスブール&コルマール旅行も最終日。最後の最後までクリスマスマーケット、コルマールの街並みを楽しみました。そして最後の最後にまたまた電車のトラブルが。トラブルも結果的にはよい旅のスパイスになりますが、当日&当事者は大変ですよね。トラブルが結局どうなったのか、旅行最終日の思い出を書き留めたいと思います。

ストラスブール旅行1日目はストラスブール旅行①へ。コルマール旅行1日目はコルマール旅行①へ。

ホテルで朝食

朝食付きの宿泊プランだったので今日はホテルで朝食です。クロワッサンやブリオッシュ、クグロフなどのパン、ガレット、ちょっとした野菜、ソーセージやベーコン、チーズにヨーグルトなどなど、簡単なビュッフェスタイルでした。

朝食
ヨーグルト

小瓶に入ったBonne Maman(ボンヌママン)のミニジャムがかわいい!(写真撮るのは忘れましたが)ひっそりと隠されるように置いてあった真空パックの生ハムセットもちゃっかり食べました。そして洋ナシとオレンジのヨーグルトを食べたのですが、これがとってもおいしかった!

カプチーノ

お姉さんがいれてくれたカプチーノとコーヒーはクリスマス仕様の大きなカップに入っていて、旅行最終日の朝もクリスマス気分に包まれて幸せでした。

ホテルに荷物を預かってもらう

朝食を食べ終わったらチェックアウトです。とても居心地のよいホテルだったのでもう少し連泊したかったな。チェックアウト時にクッキータイプのパンデピスを1つくれました。

パンデピス

クリスマスプレゼントかな(パンデピスはアルザス地方のお菓子でお土産にも人気です)。午前中はコルマールを散策する予定だったので、チェックアウトはするけれど荷物を預かってもらえるようにお願いしました。これで身軽に動けます。ありがたい!

プチベニス(Petite Venise)へ

朝一で向かうのは「小さなベネチア」という意味のプチベニスです。静かに流れる運河沿いに並んで建つカラフルな建物がよく映えます。小さな船まで浮かんでいて、まるでベネチアのような美しさにうっとり。船に乗って運河を散策するのもステキですね。白鳥が優雅に泳ぐ姿もプチベニスの美しい風景にピッタリです。

プチベニス

クリスマス時期なら夜に立ち寄るのもおすすめ。イルミネーションやプロジェクションマッピングで輝き、ロマンチックな雰囲気を演出してくれます。運河に浮かぶレストランで食事をするのもよいですね。

マルクトへ

プチベニスにある屋根付きのマルクト「Marché couvert de colmar」にも立ち寄りました。室内にあるため、ぱっと見マルクトとは分からないたたずまい。運河沿いには外に飲食スペースがあって、街並みを見ながらマルクトで買ったものを食べることもできます。冬はちょっと寒いけど、暖かい季節なら気持ちよさそう。

マルクト

中に入るとたくさんのお店が並んでいます。季節の野菜、ハム・ソーセージ、チーズ、パン、ジャム、魚などなど盛りだくさん。日本ではあまり見かけないものにも出会えて楽しいです。

午前中で売り切れるというエクレアを買いに

プチベニスをゆっくり散歩した後は、”とん”が調べてくれていたエクレアを買いに。「gilg」というケーキ屋さんで、モンブランやタルトなどかわいくておいしそうなケーキがたくさん並んでいます。朝食をがっつり食べてきたこともありお腹がいっぱいの私たちは、エクレアを1つ買って半分こすることにしました。

エクレアはバニラとチョコともうひとつ(コーヒーかな?キャラメルかな?)の3種類あってどれもおいしそう。初めてなのでシンプルにバニラを注文しました。1つしか購入していないのに箱に入れてくれようとする優しいお姉さん。「すぐに食べるからそのままで」と伝えて紙ナプキンにくるんでもらいました。

お店の外に出て我慢できずにパクリ。「!!!」ものすごーーーくおいしい!生地はふわっと軽く、たっぷり詰まったクリームは重たくないのにとっても濃厚。あっという間に食べてしまいました。食べている途中で地元に住んでると思われるマダムがエクレアに感動している私たちを見ながらニコニコ笑顔で通り過ぎていきました。(立ち食いなんてはしたなかったかしら?)

残り2つの味のエクレアも買おうか本気で悩みましたが、さすがにお腹がいっぱいで断念。またコルマールに来ることがあったら絶対に食べようと思います。

【Place Jeanne d’arc】のクリスマスマーケット

昨日20時を過ぎに訪れたところ閉まっていて見れなかった「Place Jeanne d’arc」のクリスマスマーケットへ。ここは子供向けのクリスマスマーケットで、おもちゃやハンドメイドのお店などが並んでいて優しい雰囲気でした。

クリスマスマーケットに行くたびにツリーのオーナメントを少しずつ増やしていくのが趣味(?)の”はる”。最終日にやっと好みのものを見つけました。見つけたのはこのお店

ハンドメイドの小さな人形がたくさん!特にマナラを持った女の子がかわいかったのですが、目の前で最後の1個を別のお客さんに買われてしまいました。店員のマダムに「マナラを持った人形はまだありますか?」と尋ねたかったのですが、そのとき「マナラ」という言葉を知らない私たち。再びジェスチャーを交えて何とか伝えようと頑張ります。

「指さしている人形の何かが欲しいのかな?」と恐らく理解してくれたマダム。次々に在庫を出してくれました。そしてでてきたマナラ。「これ!」というと嬉しそうに笑顔を向けてくれました。温かい人だな。洋服の色や顔の表情をじっくり観察して、この2人を連れて帰ることにしました。

ご当地オーナメントは飾るたびに旅を思い出せるのでおすすめです。

馬に乗れる?

ここのクリスマスマーケットの入り口には面白い乗り物がありました。それがこれ

クリスマスマーケット

馬型の乗り物。列車とか車とかはよく見かけますが、馬に乗れるって珍しい!子供はもちろん、大人も乗れます。お茶目なオジサマが嬉しそうに乗っている姿にほっこりしました。見てても飽きない不思議な魅力の乗り物で、しばらく”とん”と眺めて楽しみました。(乗ればよかったな)

ストラスブールへ

コルマールでゆっくりするか、ストラスブールへ戻ってブラブラするか悩んだ結果、ストラスブールに戻ることにしました。ホテルに荷物を取りに行き、お礼を言って駅に向かいます。

ホテル

行きと同じくローカル線で帰ります。チケットを機械で購入したのですが、相変わらずのフランス語表記。クレジットカードの支払い画面が進まず困っていたら、後ろにいたオジサマが助け舟を出してくれました。何度か止まる機械に焦る私たち。でも、その都度オジサマが手助けしてくれたので無事にチケットを買えました。ありがとう。黄色い機械で刻印を済ませホームへ。行きとは違って列車はスムーズに発車しました。よかった!

荷物が預けられない

ストラスブールで荷物を預けようとコインロッカーへ。治安なのかな?むき出しのコインロッカーは無く、人がいるタイプの預け所しかありませんでした。ピンポンを押して中に入ると不愛想なお兄さんが2人。荷物を預けたいと伝えると「1つしか無理」といわれます。小さめですがスーツケース2個持っていたので両方預かってもらえないと困ります。どうにかならないか尋ねましたが、「もういっぱいで1つ分しかない」とのこと。

必要最低限の言葉しか発したくないオーラ全開の2人にがっかり。1個だけ預けても…ということで断念しました。不親切なお兄さんに預けたくないという気持ちもあったし。

相談窓口へ

相談窓口があったので、ほかに荷物を預かってもらう手段がないか聞きに行きました。が、窓口には誰もいない。「10分ほどで戻ります」と書いてあったのでしばし待つことにしました。数分後にお兄さんが現れます。「預け所に行ったらいっぱいで荷物を預かってもらえなかったので、どこかほかに預かってもらえる場所知りませんか」と尋ねると「いっぱいだったんだね。ごめんね。」と謝ってくれました。

このお兄さんはとっても優しくて、「自分じゃ分からないからちょっと待ってね」といってトランシーバーのようなものでほかのスタッフにも聞いてくれました。親切!結局預り所はほかになかったのですが、このお兄さんの優しさのおかげでほっこり気分になりました。

スタバへ

この日は寒かったこともあり、荷物も多いしカフェに入ることにしました。旅先で困ったときに助けてくれるのがスタバの存在。Wi-Fiも使えるしありがたい!”とん”はアメリカンコーヒー、”はる”はラテを注文しました。

アメリカンコーヒーはちょっぴり薄すぎるような感じだったけど、カップになみなみ注いでくれる大サービスでした。ラテはいつも通り安心のおいしさ。冷えた体に染み渡ります。

ストラスブール観光はあきらめて

携帯で荷物を預けられる場所を探してみましたがやっぱり駅にしかないようです。ストラスブール駅の預り所はあまり広くなさそうなので、午前中、できれば早めに預けなくてはいけないようですね。スーツケースを持ってストラスブールの中心まで出るのは大変そう…と思い、スタバでゆっくり過ごすことにしました。

電車チェック

前回パリ旅行に行ったときは、ストライキに何度も引っかかって大変でした。「今回は電車トラブル少なかったね。帰りに何か起きたりしてね。」と笑いながらカフェタイム。「一応調べてみようかな」と”とん”が検索してみると。「ストライキで途中までしか行かないって出てる」と苦笑い。まだ時間も早いし、とりあえず駅に戻って窓口で確認してみることにしました。

最後のフランスのパンを買う

電車の中で食べるようにパンを買いに近くのパン屋さんへ。おいしそうな大きなサンドイッチを2つ買いました。フランスのバゲットのサンドイッチ、とってもおいしいです。なぜかレジのお姉さんだけドイツ語で接客してくれました。何だか嬉しい。

ストライキの確認に窓口へ

フランスではストライキが多いこともあり、ストライキの状況を確認できるアプリなんかもあるようです。フランスに限らず海外では、電車でも飛行機でもストライキやトラブルチェックは事前にしておくべきですね。

窓口には20人ほど人が並んでいました。特に急いでもなかったのでゆっくり順番を待ちます。目の前に並んでいたお兄さんは時間がなかったようで、グイグイ前に進んでいってしれっと前の方に割り込んでいました。そのさりげなさは上級者!(でも割り込みはよくない!)。ドイツだと割り込むと高い確率で注意を受けます。スタッフではなく並んでいる人から(笑)。

窓口間違えた

やっと私たちの番が来ました。「ミュンヘン行きのTGVについてお尋ねしたいのですが」と話しかけると、窓口のお姉さんはものすごく申し訳なさそうに「TGVの窓口はここじゃないわ。(指さして)向こうの方に別の窓口があるの。」と。私たちが並んだのはTGV以外の列車の窓口だったようです。よく見れば気が付いたかもしれませんが、ちょっぴりわかりにくかったな。

そういえば並んでいたときに何人かの人が怒りながら出て行く姿をみたのですが、おそらく同じ間違いをしていたのではないかと思います。時間がなかったりすると怒りたくもなりますよね。

TGVの窓口へ

お姉さんに教えてもらった場所に行くと、TGV専用の部屋がありました。中にはいくつものパソコンが並んでいて、ちょっとしたアップルストアのよう。入り口に担当職員がいて用件を聞いてくれました。ストライキの確認をしたい旨を伝えると「今日はストライキなかったと思うんだけど。確認してくるからここで待っててくれる?」と優しそうなお姉さんが対応してくれました。

私たちが事前に調べたときには「ストラスブールからTGVは出発するけれど、ストライキによってドイツのシュトゥットガルト(Stuttgart)までしかいかない」と書いてありました。お姉さんが奥で調べて来てくれたところ「今日はストライキの情報はないわ。時間通り電車は出るから大丈夫よ」とのこと。ドイツに入ってからのストライキなのか誤情報なのかわかりませんが、とりあえずお礼を言ってその場を離れました。

やっぱり途中までしか運行してない

乗る予定の電車が停まるホームを知らせてくれる電光掲示板が見える位置に座ってしばし時間をつぶします。30分前くらいかな、やっと電光掲示板に乗る予定の電車情報がでてきました。画面には「シュトゥットガルト行き」と表示されています。やっぱり途中までしかいかないじゃないか。ということで、もう一度窓口で確認することにしました。

今度は間違わずにTGVの窓口へ。さっきとは違う気だるそうなお姉さんが対応してくれました。事情を話すと「今日はストライキとか何もないと思うんだけど」といいながらも確認してくれます。が、お姉さんが確認したのは私たちでも見れるチケット購入画面だけ。「出発地:ストラスブール、目的地:ミュンヘン」と入力してチケットが購入できれば運行してるということなのでしょう。「大丈夫よ。ちゃんと発車するわ」とお姉さん。

問題なのは

私たちが購入したチケットはストラスブールからミュンヘンまでの「直通」チケット。そして一等席。お姉さんが確認した画面を見せてもらうと、ストラスブールからシュトゥットガルトにTGV(フランスの新幹線のようなもの)で行って、シュトゥットガルトでICE(ドイツの新幹線のようなもの)に乗り換えてミュンヘンまでいくというもの。

何が問題かというと、直通チケットを買ったのに乗り換えになっている点です。乗り換えるとなると、せっかく取った「一等席の指定席」が乗り換え後無効になってしまいます。しかも直通チケットで勝手に乗り換えて大丈夫なのかもわかりません。”とん”が何度も食い下がって質問しますが、このお姉さんは全く人の話を聞こうとしません。「とにかく乗ればいいのよ」の一点張り。

とりあえず乗ろう

直通電車がなくなっているのは確かなので、とりあえず乗ってチケットチェック時に車掌さんに尋ねようということにしました。やれやれ。乗る予定のTGVが来るホームを確認して向かいます。シュトゥットガルトまでは確実に運行しているので、ゆったりした座席に座ってしばしの休息です。

シュトゥットガルトで乗り換え

TGVに乗って車掌さんが来るのを待ちましたが、結果からいうと来ませんでした。チケットチェックもありません。おそらく同じ状況の人が多くて対応が大変なのかな?電車内のWi-Fiを使って乗り換え予定のICEを確認しておきました。

乗り換え時間が-5分

シュトゥットガルトへの到着が10分ほど遅れ、乗る予定のICEの発車時刻を5分過ぎています。乗り換え時間が-5分(笑)。これはもう乗れないかもしれないと思いつつシュトゥットガルトで降りました。すると乗り換え予定のICEが5分遅れで到着していました。

乗り損ねた場合、遅延証明書をもらいに窓口へ行って、次の電車まで長い時間待たないといけなくなります。それは避けたい。電車から降りた私たちはホームを猛ダッシュ。目指すは空いているであろうICEの一等席です。よりによって一等席が一番遠くにあって、かなりの距離をスーツケースを転がしながら走りました。降りてくる乗客と乗り込みたい乗客、私たちのように駆け込みたい乗客でごった返してカオス状態。

なんとか乗れた!

何とか乗り込み、そして無事に席を確保できました。ICE(種類にもよりますが)は指定席の場合は座席横の画面に行き先が表示されているので、FREI(空いている)表示の席に座りました。何も表示されていない席でも大丈夫です。

ICE

普段は一等席は人が少ないのですが、今日はさすがにいっぱいです。同じ状況の人が多かったようで、みんな息切れしてました(笑)。座って1~2分後にはもう発車してたので、頑張って走って大正解です。

無事にミュンヘンへ

チケットチェックは今回もありませんでした。カオス状態ですもんね。怒っている人も多かったので、車掌さんが対応を断念したのではないかと推測。代わりにお姉さんが「チョコレートいかがですか」とみんなに1個ずつ配っていました。クリスマスプレゼント?それともお詫びの品かしら。

しかもチョコではなくクッキーでした(どちらにせよ嬉しいのでよいのですが)。

楽しい旅も終わりです

ミュンヘン中央駅につけば後は家に帰るだけ。やっと「ホッと」することができました。今日が一番疲れたかも(笑)。ストラスブール&コルマールの旅も今日で終わりです。コロナのせいもあって久々の旅行でしたがとっても楽しかった!次はどこに行こうかな?

プチベニス
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