ドイツ生活に役立つ情報からミュンヘンでの出会いや色々な経験まで、楽しくお届けします!

StefanとHaru

こんにちは、はるです。今回は私のお友達【Stefan】をご紹介します。というのも、最近では週に1回のペースで会うほど仲良しで、これからもちょくちょくブログ内に登場すると思うので。「Stefanって誰?」ってなったときに(ならないか笑)困らないように、初めにきちんと紹介しておこうと思います!(思い出もあわせて書き留めておきます!)

Stefanとの出会い

Stefanとの出会いは2016年。私がドイツに来てわずか1ヶ月後に出会いました。4月も後半だというのに、雪が降っていたのが印象的でした。ドイツに来てまず必要なのが「ドイツ語力」だと思った私。「Goethe institut」や「Volkshochschule」で短期集中で学ぶのが一般的なんでしょうが、外国に対して免疫力の低い私にはハードルが高く…。でも、ドイツ語を学びたい気持ちは強くあったので、とにかく自分に合ったドイツ語学校を探しました。

 
うさこ
ん?Stefanはドイツ語の先生なの?

探しに探して見つけたのがStefanが個人でやっているドイツ語教室でした。そう、Stefanはドイツ語の先生なんです。しかも、日本語が話せる!家からのアクセスもよく、とんを説得してすぐに申し込みました。初心者クラスには私のほかに3人の日本人女性がいて安心したのを覚えています。

クラスメートが減っていく

Stefanはとても優しくて、授業もとても分かりやすかったです。基本的に授業中は日本語厳禁ですが、どうしても分からない場合は日本語での質問にも対応してくれたのが初心者の私には大きかった!ゆっくり丁寧に時間をかけて学べるスタイルが私にはピッタリでした。

1人目のクラスメートがやめたのは、お子さんの都合で授業に来れない日が多くなったのが理由でした。2人目のクラスメートは1~2年で本帰国することが決まっていたこともあり、短期集中で学べる学校に移っていきました。3人目のクラスメートはドイツ語がストレスのようで「ドイツ語はもうやりたくない」とのことでやめていきました。で、残ったのが私ひとり。1年でひとりになっちゃいました。クスン。

プライベートレッスンがスタート

そんなこんなでStefanとも相談してプライベートレッスンに切り替えてもらいます。初めこそドキドキでしたが、自分のペースで学べるようになったのはとてもよかったです。途中で一度「同じくらいのレベルの人がいるけど、グループレッスンに戻そうか?」との提案がありましたが、プライベートレッスンが楽しかったこともあり「このままがいい」と答えました。後でStefanから聞いた話によると、日本人はあまり断らないことから「変わった子だな」と思ったんだとか。

B1まで受け終わる

ゆっくりゆっくりじっくりじっくりドイツ語を学び続け、何とかB1まで授業を受け終わります。この頃には授業の終わりに2人でカフェに行ったり、近所を散歩したりするようになりました。まだプライベートな会話をドイツ語でできるレベルではなかったので、授業に行くときは日本の本や写真など「話のネタ」を用意してた私。

Stefanの学校は3学期制(1学期10回)なのですが、この頃はもうそんなの関係なく毎週通ってました。友達の家に遊びに行く感覚に近い感じ。もちろん授業もちゃんとしてて、B2を少しずつ進めている状態でした。

タンデムスタート

Stefanは日本が大好きで毎年日本に旅行してます。日本に住んでいたこともあり、日本にもお友達がいっぱいいます。日本滞在中は日本語しか使わないのがStefanのモットー。偉いと思うし凄いと思う。そんな日本大好きなStefanに悲劇が起こります。

 
ねこきち
それって2019年頃から広まったアレのせいかな…?

そう、コロナの流行です。外国の方の日本入国に制限がかかり、大好きな日本に行けなくなってしまったのです。「日本語話さないと忘れちゃう」とションボリのStefan。でも、そんなことでめげる彼ではありません。「はる、タンデムしない?」とStefan。断る理由がない!しかも楽しそう!ということでコロナがきっかけとなり、Stefanは私にとって「ドイツ語の先生」から「タンデムパートナー」に変わったわけです。

タンデムって何?

タンデムとは、母国語が異なる2人がペアになり、お互いに得意な言語(主に母国語)や文化について教え合うことをいいます。外国語を学ぶ際、読み書きは自分ひとりでも学べるかもしれないけれど、話せるようになりたいのなら「現地の人と会話する」のが一番の近道です。

 
うさこ
Stefanがドイツ語を教える代わりに、はるが日本語を教えるっていうわけだね!

ケーキとカフェラテと

私たちのタンデムでは、まず私が90分間ドイツ語を教えてもらい、次の90分でStefanに日本語を教えるという形をとっています。お互いにやりたいことを自分で持ってきて、それぞれ教えてもらっています。流れはこんな感じ↓

  1. お互いに最近の話をドイツ語でする
  2. カフェラテを作る
  3. ドイツ語を教わる
  4. ケーキを食べる
  5. カフェラテおかわり
  6. 日本語を教える

毎週とんにどんなケーキを食べたか報告していたら、「はる、ちゃんとドイツ語勉強してるんよね?」って怪しまれました。もちろんちゃんと勉強してますとも。ケーキとカフェラテは、私たちのタンデムのもうひとりの大切なパートナーなのです。

教室に電子レンジがあるの?

Stefanの教室はマンションの一室です。キッチンはなくて「事務所向き」な物件だと思われます。ある日何気にStefanに「電子レンジある?あったら牛乳温めてカフェラテ飲めるなと思って」と言ったところ「電子レンジ!あったら便利だね。よし、今から買いに行こう!」となり…。電子レンジを衝動買いさせてしまいました(もちろん手ごろなやつよ!)。その日から我が家にあるエスプレッソメーカーを持って行くのがお約束です。美味しいカフェラテがあるとおしゃべり勉強が捗る!

今ではすっかりお友達

Stefanは私の両親と年齢が近いです。初めは「先生」でしたが、今ではすっかり「お友達」になりました。カフェに行ってお茶したり、イザール川のほとりを散歩したり、タンデムの日はとても楽しいです。さらに、一緒にいると笑っちゃうことからビックリすることまで結構いろいろなことが起こります。それについてはおいおい書いていく予定です。あの日、あきらめずにドイツ語学校を探してよかった!2016年の私、グッジョブ!これからもStefanと楽しく過ごしたいと思います!

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