こんにちは、はるです。念願のストラスブール旅行3日目です。ストラスブール最終日はお買い物の1日になりました。名物といわれているマカロンクッキーやパリに本店があるオリーブオイル専門店のオイル。おいしいものがたくさんあって困ってしまいますね。たまたま見つけけた肉まん屋さん、薬局でへこんだ話など、旅の思い出もあわせて書き留めたいと思います。
ストラスブール旅行1日目はストラスブール旅行①を、2日目はストラスブール旅行②へ。
オリーブオイル専門店へ
まずはオリーブオイル専門店【OLIVIERS&CO.】へ。OLIVIERS&CO.は、厳格な基準を満たす地中海各国から毎年500以上のオリーブオイルを取り寄せテイスティングし、その中から約30の優れたオリーブオイルを厳選しているんだそうです。フランスのトップオリーブオイルソムリエが厳しい管理基準を定めていて、選ばれるのはかなり難しいんだとか。
1988年にパリ市に1号店をオープンし、現在はフランス国内と世界あわせて100店舗以上のお店を展開しています。「ストラスブールならではのもの」ではありませんが、フランスが誇るサイコウキュウオリーブオイルブランドです。
お店の前に並んだ小さなオリーブの木がかわいらしい。朝早かったこともあって、店内には私たち以外にお客さんはいませんでした。最初に接客してくれたのは優しそうなお兄さん。「人気のあるもの、おすすめのものはありますか?」と尋ねると丁寧に接客してくれました。英語が苦手なようで「うまく伝えられなくてごめんね」とお兄さん。そんなときに女性客(マダム)が1人入ってきました。そしてなぜか一緒にし商品説明をしてくれます。
「彼女はドイツ語なら話せるんだけど」とお兄さん。私たちもドイツ語なら少し話せることを伝えると、完全にマダムが接客を引き継ぎます。(常連さんが接客してくれるのかな?)と不思議に思っていましたが、どうやらマダムは出勤したばかりの店員さんだったようです。そりゃそうか。ビックリした!
マダムもとても優しくて接客もとっても丁寧。「ここにあるオイルなら全部試飲できるわよ!」と次から次にいろいろなオリーブオイルを試させてくれました。もともとはトリュフオイルを買うのが目的だったのですが、試飲しておいしかった「レモンオリーブオイル」と「バジルオリーブオイル」も購入してしまいました。
それから小さめのトリュフオイルと小瓶に入ったトリュフ塩。この小さめのトリュフオイルは瓶の形がかわいくてしかも箱入り。ちょっとしたお土産やプレゼントにピッタリだと思います。(それぞれの味や感想は、また後日別記事に書き留めたいと思います)
ちなみにこのオリーブオイル専門店は東京に1店舗お店があるそうです。そして後から知ったのですが、ミュンヘンにもありました(笑)。もちろんフランスで購入した方が、品揃えや値段的にメリットは多そうですね。
マカロンクッキーを買いに
続いて向かったのはストラスブール名物といわれている「マカロンクッキー」が買えるお店【MAISON ALSACIENNE DE BISCUITERIE】というお菓子屋さん。ストラスブールに2店舗あるようです(ちなみにコルマールにも数店舗ありました)。大聖堂の近くにもありますが、私たちが訪れたのは9 Rue des Serruriersにあるお店。
中に入ると甘くていい香りに包まれます。空気だけでもおいしい!入ってすぐのカウンターにお目当てのマカロンクッキーを見つけます。「これはストラスブールの名物なんでしょう?」とかわいらしい店員のお姉さんに話しかけると、少し固まってから「ストラスブールの名物…ではないかな」と(笑)
お姉さん曰く「このマカロンクッキーはドイツお菓子、カラフルなマカロンがフランスのお菓子よ」とのこと。ここでもドイツとフランスの文化が絡み合っているんですね。マカロンもおいしそうでしたが、せっかくなので食べたことのないマカロンクッキーを購入することにしました。
購入するという意味で「こっちのマカロンクッキーを試してみるわ」と伝えたところ、「試食したい」と伝わったようで”とん”と”私に1個ずつ食べさせてくれました。好きなのを選んでよいとのことだったので、ピスタチオとラムレーズンを選びました。どちらもしっとりした触感でココナッツの風味が豊か。ラムレーズンはしっかりとラムレーズンの味、ピスタチオはほんのりピスタチオ感のあるクッキーでした。くせになる味でおいしい!
プレーン、ラムレーズン、ピスタチオ、チョコ、バナナチョコチップ、パッションフルーツ味がありました(もう少しあったかな?)。大きな袋に全種類入ったアソートパックがあったのでそれを1つ購入(380g)。お願いすれば好きな味だけで詰めてくれるようです。小さな袋もあって、そちらは好みのものを2種類のみ選ぶスタイルです。
小腹が空いて
クグロフとやっぱりカヌレ
もう少し何か食べたいーと歩いていたら、トナカイのカチューシャをつけたマダムがいる小さなパン屋さんを発見。お店の名前は【Boulangerie WOERLÉ】。チェーン店なのかな?ザ・パン屋さんという感じのたたずまい。
そういえばクグロフを食べてないなと思い購入することにしました。大きいのは私たちでは食べきれなさそうだったので小さめのを、初めてなので味はプレーンを選びました。チョコチップ入りもおいしそうだったな。(ホテルに帰って食べましたが、シンプルで飽きの来ない優しい味でおいしかったです!ケーキではなくてパンですねって、知ってるか笑)。
そして”とん”はしれっと「あと、カヌレ2個ください」と注文。カヌレなんてあった?と思ったら、片隅にひっそりといました。”とん”は前にパリで食べたときからカヌレが大好き!我慢できずお店の前でモグモグ。カヌレってなんでこんなにおいしいんだろう。
肉まんだ!
小腹が空いたなーと思っていたら肉まん屋さんを発見。【Ô Baozi】というお店です。住所は49 Rue du Jeu-des-Enfants。Baoziは中国語で「包子」、つまり点心の一種を指す言葉だそうです。
中に入るとお姉さんがにこやかに対応してくれました。「2個だけ持ち帰りで買えますか?」と尋ねると、「もちろんよ」と笑顔。中国の方かな?癒し系のお姉さんです。たくさん種類がありましたが、シンプル(そう)なのを購入。アツアツではなかったけど、冷えた体&小腹が空いた私たちを優しく包んでくれました。さすが「包子」!
薬局へ
発作的に出る”とん”の咳がなかなか治まらず、ドイツから持ってきた薬がなくなってしまったこともありフランスで初の薬局チャレンジ。たまたま通りかかった小さめの薬局に入りました。カウンターには美人だけどやる気のなさそうなお姉さん。嫌な予感がするなーと思いつつお姉さんのもとへ向かいます。こういうときの感って当たりますよね…。
- とん:「こんにちは。咳がひどくて咳止めの薬がほしいんですが。熱はないし、鼻水もでてないです。」
- お姉さん:「のど飴と鼻のスプレーね。」(薬を取りに奥へ行く)
- はる:「(とんに小声で)鼻のスプレーって言ったよね?のど飴は持ってるし。大丈夫かな?」
- お姉さん:「これがのど飴。これが鼻のスプレーよ。」
- とん:「鼻水は出てないんです。のど飴ももっているので、咳止めのタブレットタイプの薬がほしいんですが。」
- お姉さん:「鼻水出てないの?(ため息)咳止めの薬はないわ。(飴を指さして)これしかない。」
- とん:「そうなんですね。申し訳ないけど、それなら必要なさそうです」
- お姉さん:「あらそう。(ドサドサと出してきた薬を片付ける)」
えっ?感じ悪くない???お姉さん、私たちの話聞いてました?鼻水は出ない!咳止めの薬が欲しいって言ったよね?しかも出してくれたのど飴って普通のだよね?それじゃ効かないから薬局に来たんですけど!そんなに通じないほどひどい英語ではなかったと思うんだけど。イライラするというよりは、何だかへこみました。具合が悪い人が来るであろう薬局。優しさも大事だと思うんだけどな。
薬局リベンジ
1件目の薬局は撃沈でしたが、やっぱり”とん”の咳を和らげたい!とのことで、次は少し大きめの薬局へリベンジです。列ができていて店員さんも忙しそう。こちらでも美人なお姉さんが対応してくれました。先ほどと同じように症状を説明すると「なるほどね。ちょっと待っててね」と奥へ向かいます。で、持ってきてくれたのがこちら↓
ゼリー状の口の中で溶かすタイプの薬。のど飴に近いものだそうですが、薬効成分が入っているのでよく効くんだとか。タブレットタイプやカプセルタイプの咳止めの薬がないか尋ねると「そういうタイプの薬は処方箋がないと買えないの。ごめんね。」と。ドイツとはちょっと違うのかな?とりあえず、購入して試してみることにしました。
ゼリー状の口の中で溶かすタイプの薬の接種方法を説明してくれたのですが、このお姉さんはとっても親切でした。「英語で〇〇(おそらくフランス語で舐めるっていう単語)ってなんていうのかしら。」と隣のカウンターのお姉さんにわざわざ聞いてくれたりして。最終的には口の中で溶かすジェスチャーをしてくれるという。「ありがとう。大丈夫。理解できたわ!」というと、にっこり笑顔に。お互いに笑顔でバイバイしました。お姉さんありがとう!
正直にいうと、”とん”のひどい咳にはあまり効きませんでした。咳が出始めたときや喉に違和感を感じ始めた「初期」なら効くようです。喉がガサガサして何だか怪しいなと思ったときに舐めてみたら、翌日には違和感はなくなったので。ちなみにのど飴とは違うので、1日に使用できる個数が決まっている点は注意です。味はほんのりオレンジ味で甘くておいしいです。
フランス在住の方のブログを見たところ、のど用のシロップ薬やスプレーは処方箋なしで購入できるものもあるようです。私たちの伝え方が悪かったのかな?ネットで調べて画像を見せた方がスムーズだったかもと反省中。
ユニクロへ
ドイツにもユニクロはあるのですがミュンヘンにはありません。もちろんネットで購入できますが、長時間パソコンとにらめっこするのは苦手。ストラスブールにユニクロがあるということで、ちょっと立ち寄ってみました。
小さめですが、全部で3フロアあります。3年以上日本に帰っておらずかなり久しぶりのユニクロです。ここでは”とん”と別行動。それぞれ必要なものを探しに行きます。私はニットのワンピースとヒートテックジーンズ、”とん”はジーンズを購入しました。レジには列ができていたのでセルフレジに挑戦です。アナログな私たちはセルフレジも初めて。慣れない手つきで何とか支払いまでこぎつけました。
が、支払い確定のボタンがよく分からない。フランス語でなおさら分からない。困ってキョロキョロしていたら、ベテラン風のお姉さんが助けに来てくれました。日本のユニクロはセルフレジが主流なのかな?ペイペイも持っていない私たちは、日本に帰ってあちこちでスムーズに買い物ができるのか今から心配です(笑)
サラダが食べたい
荷物も増えてきたので一度ホテルに戻ります。温かいお茶をいれて、しばしくつろぎタイム。”とん”の咳も落ち着いてきたので、サクッと夕食を食べに行くことにしました。
この日は雨が降っていて結構寒い!ということで、ショッピングモールに向かいます。だって屋根があるから。おいしそうなパン屋さんや軽食屋さんがちらほらあったけど、目に留まったのは「サラダ」。ガレットとサラダのお店なのかな?ファストフード店のような感じでした。
店員さんはお姉さん2人。店内に誰もお客さんがいなかったので「ここで食べられますか?」と尋ねてみました。お姉さん2人で何やら話をした結果「持ち帰りしか無理よ」とのこと。じゃあ持ち帰りでいいねと注文を始めると、またお姉さん2人で話し始め「持ち帰りは無理になったから、ここで食べてって」と。何だそれ!というのが素直な感想でしたが、食べられるならどちらでもよかったので食べて帰ることにしました。
久々のモリモリサラダ。嬉しいな。シーザーサラダのドレッシングが全然シーザーじゃなかったのは残念でしたが(恐らく間違えたもよう)野菜が食べられてよかったです。食べてる横で床掃除をし始めたのはちょっと嫌だったかな。時間は18時くらい。モールもまだ閉まる時間でもないのに不思議。
ブリオッシュを買ったら
ボリューム満点でお腹がいっぱいでしたが夜に小腹がすいたら大変だということで、モール内のパン屋さんで丸くて大きなブリオッシュを1つ買いました。フランス語で値段を言われ、分からず英語で聞き返したところ「もしかして日本の方ですか?」と店員さん。彼女も日本人で「やっぱり日本人でしたか!〇〇ユーロです」と日本語で接客してくれました。小さな出会い、嬉しいですよね。
木の置物を買いにクリスマスマーケットへ
昨日見つけた木の置物がやっぱり欲しくてクリスマスマーケットへ。たくさんの動物の中からどの子を連れて帰るか悩みました。ペンギン親子もかわいい、小さなハリネズミもカタツムリもウサギもかわいい。どうしよう。しばし悩んだ結果この3匹を連れて借ることにしました。
キツネと白ギツネとリス。どれも素朴でかわいいので、少しずつ増やしていこうと密かに心に決めました。動物のほかにもアイスやケーキなどママゴトにピッタリのおもちゃも全部木製。
とってもかわいかったです。お店の名前は【Brin d’Ours】。フランスの木もおもちゃメーカーのようです。フランスの雑貨はおしゃれで本当にステキ!
明日はコルマールに移動します。今日は早く寝て明日に備えなくては!おやすみなさい。
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