こんにちは、はるです!毎年夏に思うこと、それは「今年はコバエが多くない?」です。はるととんの家の前には広い公園があって、自然豊かな分「虫」がとっても多い!特に夏はコバエが多くて困っていました。飛んでるのを見つけてパンっと叩く毎日に嫌気がさし、とうとう「お酢トラップ」作りに挑戦です!
コバエにはお酢が効くの?
結論からいうと、かなり効きます!コバエはお酢の甘酸っぱい香りが大好きで、気持ちがよいほど集まって来てくれます。まさにコバエホイホイ!ただし、単にお酢を置いておくだけではコバエは「お酢を飲んで逃げていくだけ」です。きちんと捕獲するためには「コバエトラップ」を作るのがカギです。
台所用洗剤は必要?
コバエトラップの作り方を見ていると「お酢+台所用洗剤」と書かれていることが多いです。なぜ台所用洗剤が必要かというと、コバエの呼吸器官を界面活性剤で塞いで窒息させるためなんだそうです。ちなみにコバエの呼吸器官はお腹の部分にあるんだとか。
実際にコバエトラップを作ってみた結果、台所用洗剤はなくても問題ありませんでした。お酢だけで十分!「作ってみて効き目が弱いなと思ったら追加する」程度でよいのではないかと個人的には思います。
お酢以外でもコバエを捕獲できるのか
お酢以外でもコバエは捕獲できるようです。代表的なのは次の3つです。
- めんつゆ
- 赤ワイン
- ハチミツ
いずれもコバエの好きな香りを放つ食材なので効果が期待できそうですね。めんつゆや赤ワインはそのまま、ハチミツはお酢に混ぜて使うことが多いです。お酢にハチミツを足すことで香りが強くなり、コバエがさらに寄って来るんだとか。いずれもお好みで台所用洗剤を足してもOKです。
コバエトラップの作り方【準備】
基本的に家にあるものだけで作れます。必要なのは次の5つ。
- 空き瓶などの容器
- お酢
- 輪ゴム
- サランラップ
- つまようじ
おすすめの容器
容器自体はなんでもよいです。空き瓶でも食べ終わったゼリーカップでも。透明のほうが捕獲具合を確認できるのでおすすめです。気をつけるべきは「容器の深さ」です。
実際に作って使ってみて「容器が深すぎると捕獲しにくいことがある」ことに気が付きました。なぜなら容器内に入り込んだコバエが、なかなか液体に浸からないから!容器内の広い空間で飛び回り、最終的に入ってきたところから逃げていくことがありました。
実際に使った容器のサイズ
私が実際に使ったのはジャムの空き瓶です。いくつかサイズ違いで試しましたが、中でも成功率が高かったのは「深さ約11cm、幅約6cmの透明の瓶」でした。幅はもう少し広くてもよさそうですが、深さはこれくらいが丁度よいと思われます。
お酢の種類
私が使ったのは「weißweinessig(白ワインビネガー)」で、BIOスーパーのAlnaturaブランドのお酢です。日本でも比較的簡単に手に入る「おしゃれなお酢」のひとつですね。このお酢が本当によく効く!コバエトラップがなかなかうまくいかない人はぜひ試してみてください。ちなみに「Apfelessig(リンゴ酢)」も使ってみたところ、なかなかよかったです。わざわざ買うのは大変なので、まずは家にあるお酢で試してみるのがよいかもですね。
このお酢はダメだった!
トラップを作っても全く引っかからなかったのが写真のお酢「Essigessenz」。これは「とっても酸っぱいお酢」なんです。普通のお酢と何が違うかというと酸度が高いところです。Kühneのお酢は20%、SURIGのお酢は24.9%もあるんです。穀物酢や果実酢の酸度は約4~5%なので、比べると4倍以上!かなり濃いお酢であることが分かりますね。」
この酸度が高いEssigessenzは、ドイツのスーパーやドラッグストアに必ずといってよいほど置いてあります。スーパーでは調味料の棚に、ドラッグストアでは洗剤コーナーに並んでいることが多いかな。つまり、「料理」にも使えるし「掃除」にも使える便利なお酢なんです。ドイツのしつこいカルキを取るのにとっても役立つ強いお酢!私も日々お世話になっております。
なぜこのお酢がコバエに効かなかったのかは分かりませんが、香りも酸度も強すぎだったのかなと思っています。このお酢の香りは結構強め。直接嗅ぐとクラクラしちゃうので気をつけてくださいね。
コバエトラップの作り方【工程】
①容器にお酢を入れる
容器にお酢を入れるのですが、そんなに大量のお酢は必要ありません。容器の底から約1.5cm~2cm程度で十分です。大量に入れても少量のときと比べてあまり効果に違いがなく、また(人間にとって)香りがきつくなるのでおすすめしません。
②ラップをする
容器にお酢を入れたらラップでフタをします。シワが寄らないようにラップをピンと張り、容器の口をワゴムで止めましょう。ラップにたるみがあると後々コバエの逃げ道になるので、これでもかというほど張ってくださいね。(破れないように注意!)
③つまようじで穴を開ける
最後にピンと張ったラップにつまようじで穴を開けていきます。穴の数は多くなくて大丈夫!開けすぎるとせっかく瓶の中に入ったコバエが逃げやすくなるので気をつけて!私はいつも中央に1つ、その周りに5~6つほど穴を開けています。穴の大きさは大きくし過ぎるとコバエが逃げます。つまようじのサイズ以上の穴が開かないようにしましょう。
コバエトラップを作った後は
コバエトラップの置き場所
基本的に「コバエが多いな」と思う部屋に置きます。数匹しかいない場所に置いても効果がないので。私はキッチンのバナナスタンドの近くに置いています。バナナの甘い香りも手伝って、効率よくコバエを集められる(気がするん)です。桃やプラムの近くもおすすめです。
とん(主人)いわく、「バナナの近くに置くのが必勝法」だそうです。去年よりもコバエがよく取れるようになったのはバナナのおかげなのかも?
効果はどれくらい続く?
コバエトラップを作った人によっては「効果は数日」という人もいますが、我が家のコバエトラップは1週間~2週間持ちます。お酢の交換のタイミングは、「お酢の香りが弱くなったとき」か「コバエがたくさん取れたあと」です。
コバエが取れた後は
コバエはお酢ごとトイレに流すか、キッチンペーパーで吸い取って捨てましょう。捨てた後は容器を軽く洗って、再度お酢を入れれば繰り返し使えます。
余談ですがコバエが容器の中で生きてた場合、とん(主人)は外に逃がします!(なんて優しい世界!)容器の中で飛んでいるコバエはフタを開ければ飛んでいくのでバルコニーで野に放ちます。お酢の表面で浮きながらも生きているコバエはつまようじですくってバルコニーの手すりにそっと置いて見守ります。羽が乾けば飛んでいくので。
コバエトラップを作ってみよう!
コバエに悩まされているのなら、ぜひコバエトラップを作ってみてください。飛び回っているコバエにイライラすることも減りますよ!そして気が向いたら、生きているコバエは野に放ってあげてくださいね(優しい世界!)
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